精神的・身体的疲労を回復したり、ストレス発散をするため、休日は不可欠なものです。健康的に長く働きたいのなら、ワークライフバランスを保てる仕事を選ぶのが理想的です。しかし、中には年間休日が少ない業界もあります。年間休日が少なくても、その業界が好きで働いているというのなら話は別になります。また、休みが少ない分、給与が多い傾向にあったり飛躍的にスキルアップできたりというメリットもあります。

では、年間休日が少ない業界とはどのようなものでしょうか。まず挙げられるのが、飲食サービス業や宿泊業です。ホテルや飲食店は、週末や祝日、連休などが特に忙しくなります。カレンダー通りに休めず、急な欠員が出れば出勤しなくてはいけないケースもあります。そのため休みが少ないのが現状です。また、運輸業や郵便業も人手不足からの残業が多く、休日出勤が多いとされる業界です。年末年始やクリスマスなどイベントが繁忙期になるため、まとまって休めず、年間休日が少ないといわれています。

そのほか、娯楽業や生活関係のサービスも年間休日が少ない傾向にあるとされています。娯楽業となる遊園地や映画館等は、土日祝日が忙しくなる業界です。生活関連サービスは、家事代行やクリーニング業と呼ばれ、大型連休や土日祝などが忙しくなりカレンダー通りに休みにくく、年間を通して休日が少なくなりがちです。

上記以外にも、鉱業や採石業、砂利採取業などの重機オペレーターや現場作業員も休みが少ない業界として知られています。人手不足なうえに工期がシビアな現場が多いため、休まずとにかく作業を進めることを強いられるケースもあるようです。年間休日が少なければ、精神的にも肉体的にも負担が大きくなり、ストレスも溜まりやすくなります。もし上記のような業界に勤務するなら、こまめにリフレッシュできる方法を見つける必要があります。